将来性を感じられる仕事

システム運用やシステム保守の仕事では、実際に運用されているシステムに対して、バグを修正したり、機能変更やバージョンアップしたりします。特にパソコン環境やスマートフォンなどの環境において、プラットフォームとなるOSのバージョンアップがされた場合には、いち早く対応する必要があるでしょう。これらの業務をスムーズに実施するためには、ネットワークやサーバー、OS、アプリケーション、データベースといった幅広い知識が必要です。

システム運用やシステム保守の業務をする場合には、システムを実際に使用するクライアントが近くにいることもあります。その際は、クライアントからダイレクトに気になる点や改善点などをヒアリングできるため、適度なコミュニケーション能力が必要です。また、そのような環境では、問題解決時にクライアントから直接感謝の言葉を聞けるやりがいも感じられるでしょう。

システム運用やシステム保守は、将来性がある仕事といえます。たとえば、ワークフローなどの導入を企業が決めたときは、システム運用やシステム保守が必ず必要となるからです。システム運用やシステム保守の仕事のスタイルが変わることがあっても、その需要が増加し続けることは容易に想像できるでしょう。

システム運用やシステム保守の仕事は、システム開発の工程の一部です。IT業界でエンジニアとして活躍したいのであれば、このように運用や保守に関する仕事を経験しておくことが後々の糧となります。